2015-12-19

一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)

こんにちは!中山です。
だいぶ久しぶりの更新になってしまいました。
忙しいことを言い訳にブログを放置してしまいました。いけませんね。
これからまた近況や情報発信をしていきたいと思います。


私は大学時代鎌田研究室に所属し
高断熱・高気密住宅を学んできました。
現在も鎌田先生が代表を務めている新住協に所属し
日々情報収集と技術向上に努めております。

その新住協が今年4月より
法人格が変わり
NPO法人から一般社団法人になりました。
9月に社団法人になってからの
第1回の総会と全国研修会が
名古屋であったので参加してきました。

当日は名古屋に台風直撃で
飛行機が欠航し急きょ新幹線で
名古屋に向かいなんとか間に合いました。
新住協の本部は仙台にあるので
普段気軽に顔を出せるのに
こんなにも苦労するとは思いませんでした。


















夜は懇親会で全国の会員の方たちと
親交を深めることができました。

















次の日は午前中にも研修会があり
午後は名古屋の会員の方たちの現場見学会
というスケジュールでした。
現場見学会の合間に名古屋城も見学してきたのですが、
台風一過で天気が良く前日の大型台風がうその様でした。

本丸御殿復元中ですが
第1期工事の玄関・表書院が公開されていて
第2期工事の対面所等は平成28年公開予定とのことでした。
たまに歴史的な建造物に触れるもの
よい勉強になります。

































この日の夜に飛行機で戻ったのですが、
今度は北上した台風が宮城県を直撃していました。
全国ニュースにもなりましたが、
次の日には大崎市の渋井川の堤防が決壊するなど
またもやとんでもない状況になっていました。

私の自宅も浸水はしませんでしたが、
道路は膝くらいまで浸水し
被害を受けた方もたくさんおられ、
あらためて自然災害の怖さを思い知らされました。


長くなりましたが、
ちょっと前にありました
怒涛の2日間の出来事でした。



中山土史

2015-04-08

駐車場照明取付【リフォーム】

駐車場が暗いというお話をいただき、
センサー付の照明を取付けました。
室内側のユニットバスの点検口から
天井裏で作業できたので、
配線は露出せずに、
かつ室内側にスイッチも取付けできました。

取付前











取付後











照明












間宮裕規



 

2015-04-07

内覧会ご来場のお礼

4/4(土)、5(日)にMUS様邸の完成見学会を
開催させていただきましたが、
ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。
予想以上の方に来ていただき、
たくさんの方と出会えてうれしく思っております。
あまり説明がうまくなくて、
真の高性能住宅の必要性をどこまで伝えられたかなぁと
思っていますが・・・。
今後も継続してお付き合いしていければと思っております。
プランニング、見積、住宅に関するご相談等
無料で行っておりますので、
お気軽にお問合せください。
メールでの問合せも受けております。
ご来場いただき誠にありがとうございました。

TEL:022-393-6422
メール:info@hands-home.net



間宮裕規


2015-04-03

⑩内覧会のご案内(MUS様邸)

4/4(土)、5(日)にMUS様邸の完成見学会を開催致します。
みなさん是非ご来場ください。


見学会案内
















 間宮裕規

⑨気密性(MUS様邸)

断熱性、気密性は
快適なくらしを省エネで実現するためにい
非常に重要な性能になります。

今日は、MUS様邸の気密性について報告します。
気密シート(屋根と壁)













気密シート(壁)











断熱材施工後に気密用のシートを
隙間がないように張って
気密性を確保しています。

気密測定











そして、どれだけの隙間があるか気密測定を行い、
気密性能を確認します。
ハンズホームでは、
第3者機関に全棟気密測定を行ってもらっています。
MUS様邸では、
C値(相当隙間面積)という気密性能を示すものが
0.4c㎡/㎡で、
すべての隙間を集めると62c㎡でしたので、
約8cm×約8cm程度の隙間しかないという結果でした。
非常に高い気密性になります。

C値1.0c㎡/㎡を下回るのは簡単なことではなく、
気密処理をしっかり行わないと難しいことです。
隙間が大きいと気密測定はできなくなってしまいます。

気密性を確保するためには、
いろいろな細かい処理が必要になります。
前に紹介した土台を敷く時の気密処理
建て方時の先張り気密シート
下の写真のコンセントやスイッチなどの
気密処理などなど。
紹介しきれませんが他にもたくさんあります。

バリアボックス











バリアボックス気密処理










 
コンセントやスイッチなどの取付部に隙間が生じないように
『バリアボックス』というものを使っています。
黒いスイッチボックスを付ける時につける透明のカバーが
バリアボックスになります。


気密性は、断熱性能を確保するために重要で、
どんなに厚い断熱材を入れても隙間があれば、
断熱性能は落ちてしまいます。
例えば、
断熱性の高い水筒に熱いお茶を入れても
フタを開けっ放しにしてしまえば
すぐに冷めてしまうのと同じです。
また、隙間があると躯体の内部で結露してしまう
内部結露を引き起こしてしまい、
耐久性にも大きく影響してきます。
 
高気密住宅とうたっていて、
実際は気密測定不可なんて住宅もありますので
注意が必要です。
また、自社測定しているところもありますが、
有利になるような測定方法を行ったり、
数値自体を細工してしまったりなんてことも・・・。


住宅を建てる際は、
・C値がいくつなのか?
・誰が測定するのか?
は確認していただきたいと思います。
 


■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。
  

見学会案内














【この現場の過去ブログ】
①地鎮祭
②地盤改良
③基礎
④土台敷
⑤建方
⑥屋根下地
⑦耐力壁
⑧断熱性


 間宮裕規


2015-04-02

⑧断熱材(MUS様邸)

断熱性、気密性は、
快適なくらしを省エネで実現するために
非常に重要な性能になります。

今日は、MUS様邸の断熱性について報告します。
断熱材は写真の赤色もので性能の良い
高性能グラスウールを使用しています。

内部の壁と屋根の断熱材











内部の壁が100mm厚、屋根が235mm厚。

屋根の付加断熱











屋根の付加断熱は55mm厚で
内部と合わせて290mm厚になります。

壁の付加断熱











壁の付加断熱は、100mm厚で
内部と合わせて200mm厚になります。


壁付加断熱の下地











壁の付加断熱アップ









壁の付加断熱は、
外側に写真のように下地材を入れて、
下地材の間に100mm厚の断熱材を入れています。

壁200mm、屋根290mmの断熱材を
入れることで高い断熱性能を確保しています。

ここまで断熱材必要なの?と思われるかもしれませんが、
ここまで必要だと考えています。

快適な住環境を少ない光熱費で実現するためには
必要になってきます。
『少ない光熱費』でというところがポイントです。
結局、真冬や真夏は内部と外部の温度差が
大きくなってきます。
光熱費を押さえるためには、
いかに外部の影響を受けないようにするかが重要で、
そこから考えるとこれだけの断熱材が必要になってきます。

例えば熱いお茶を入れた水筒の断熱性が悪いと
すぐに冷めてしまいますが、
断熱性の高い水筒だと熱さが持続するのと同じです。

住宅の暖房で言うと、
断熱性が悪いとせっかく暖房した暖かさが
どんどん外に逃げてしまうため、
その分、がんばって暖房しなければならず、
光熱費がかかってしまうということです。

ハンズホームでは、
快適なくらしを
少ない光熱費で
実現するための断熱性能を確保しています。

※詳しいことが、ハンズホームも会員になっている
    新住協のホームページに書かれていますので、
    興味のある方は参照願います。


■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。
  

見学会案内















間宮裕規








2015-04-01

⑦耐力壁(MUS様邸)

建物の耐震性を確保するためには、
『地盤』、『基礎』、『構造』の3つがしっかりしていることが必要です。

地盤』と『基礎』は以前報告させていただきましたが、
今回は3つ目の『構造』を報告します。

構造用合板補強












筋交い(斜めの材料)補強










ハンズホームでは、
構造用合板補強(外周部全面)と
筋交い補強のW補強耐力壁を採用し、
建築基準法で定める耐震性の1.5倍の強度を
確保しています。

耐久性もその分向上します。

完成してしまうと見えなくなってしまうので、
違いがまったくわからなくなってしまいますが、
耐震性や耐久性はそのようなところを
どれだけしっかり造るかで差が出てきます。


■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。
  

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 間宮裕規


2015-03-30

⑥屋根下地(MUS様邸)

MUS様邸の屋根下地工事です。
屋根に290mmの断熱材を入れるため、
2重垂木構造となっています。

1重目の垂木











1重目の垂木(下から)











1重目の垂木は高さ235mmあり、
ここに235mm厚の断熱材(高性能グラスウール)を入れます。
※下からの写真で見える緑色のシートが先張り気密シートです。

野地板(1重目の垂木)











2重目の垂木











1重目の垂木の上に野地板を貼って、
その上に2重目の垂木を取付けます。
このあと、2重目の垂木の間に55mm厚の
断熱材(高性能グラスウール)を入れます。
これで、合計290mm厚の屋根断熱になります。


■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。
  

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【この現場の過去ブログ】
①地鎮祭
②地盤改良
③基礎
④土台敷
⑤建方


 間宮裕規




2015-03-28

⑤建方(MUS様邸)

MUS様邸の建方です。

2階床組











先張り気密シート











2階の床組です。
1階床と同様に梁で囲まれた正方形部分の中央に『根太』を入れて補強し、
24mm厚の床下地合板で床の剛性を確保しています。
外廻りの緑色のシートが気密シートで、
気密性を確保するためにこの段階で先張りしておく必要があります。
先張り気密シートの上の黒いものは、床合板と梁の間の隙間を
ふさぐパッキンです。
躯体内に空気が流れて、断熱性能が低下するのを防ぎます。

上棟











1番上の棟木まで取りついて上棟されました。
上の部材(棟木、母屋)にも先張り気密シートを張っているのが、
写真でわかると思います。

■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。


見学会案内















 間宮裕規


2015-02-12

浴室改修工事

浴室の改修工事を紹介します。

浴室の改修は、解体して新しいユニットバスを
設置することが多いのですが、
ここで紹介するものは
 解体せずに
 現状の壁・床の上に新しいものを貼る
方法です。


改修前




改修後
 
改修後の写真を見ていただくとわかると思いますが、
新品のユニットバスを設置したのと変わらない見栄え
になります。
ただ、この方法にもメリットとデメリットがありますので、
それらを検討したうえで選択していただければと思います。
 
【メリット】
①コストがかからない
ユニットバス新設の場合に比べて1/3位の予算で
おさまります。
②工期がかからない
1日施工で、次の日には入浴可能です。
※ユニットバス新設の場合は1週間位かかります。
 
【デメリット】
①躯体補強ができない
古い浴室まわりは、柱や土台などの躯体が腐って
ボロボロのことが多いのですが、
解体しないのでその部分の補強ができません。
②断熱性能向上ができない
ユニットバス新設の場合は、
解体するので、躯体の壁の中に断熱材を追加したり、
壁・床・浴槽に断熱材が入ったユニットバスを選択したり
することにより浴室の断熱性能を向上することができます。
 
 
 

間宮裕規




2015-02-09

④土台敷(MUS様邸)

MUS様邸の土台敷です。


土台・大引
※根太はまだ施工していない状態












基礎と土台の間に挟まっている白いシートは、
基礎と土台の間にゴムパッキンが2本挟まっていて、
隙間をふさいでいます。
ここに隙間があると外からの空気が中に
入ってきてしまい断熱性能が低下してしまいます。


パッキン※土台と合板の隙間をふさぐ












上の写真の黒いものは、
土台と床下地合板の隙間をふさぐパッキンです。
床下の空気が躯体内に流れないようにしています。
躯体内に空気が流れると断熱材の中に空気が
流れてしまい、断熱性能が低下してしまいます。


床下地合板(24mm厚)











床下地合板は24mm厚で床の剛性を確保しています。
 ※床剛性・・・横からの荷重(風や地震)に耐える力
また、下向きの荷重に対しては、
大引と土台で囲まれた正方形の部分の中央に
『根太』を入れて強くしています。
 ※上の写真のまだ合板を貼っていないところに
    根太が入っているのを確認できると思います。
この中央の根太を入れないと床を歩いたときに、
床が少したわんでしまい不快に感じてしまいます。
また、耐久性にも影響してきます。



間宮裕規


2015-02-05

③基礎(MUS様邸)

MUS様邸の基礎工事について報告します。

基礎は建物の重量を均一に地盤に伝えることができるベタ基礎
(基礎全体を一体的に作ります)を採用しています。
荷重が分散されて、地盤への負荷が軽減され、
耐震性能が上がります。

 

ベタ基礎全体


建物の耐震性を確保するためには、
先日報告した『地盤』、
今回報告した『基礎』、
『構造』の3つがしっかりしていることが必要です。
どれかひとつでも欠けてしまうと耐震性は確保できません。


配筋











上の写真は、コンクリート打設前の配筋の状態です。
配筋の下に見える水色のものが断熱材です。
基礎の下全面に断熱材を敷き詰めています。
また、丸くなっているところが地盤改良した
コンクリート柱の頭部分です。

基礎立上り断熱











基礎の立上り部分には、内側と外側の両方に断熱材を
取付けています。
(基礎の内外の水色のものが断熱材です。
外側の方が色が薄いのは防蟻用のためです。)

基礎下全面への断熱材敷き詰めと
立上り部内外への断熱材取付で
基礎部分の断熱性能もしっかり確保しています。




間宮裕規





2015-01-27

②地盤改良(MUS様邸)

MUS様邸の地盤改良工事について報告します。

建物を建てる地盤が、そのままでは弱い場合、
地盤の改良が必要になります。

MUS様邸は地盤調査の結果、深さ4mまでは軟弱地盤があることが
わかり、地盤改良を行うことになりました。

地盤改良は柱状改良工法というもので、
4m下の良好な地盤(強い地盤)まで、土の中にコンクリートの柱
(直径60cm)を造って補強する方法です。

MUS様邸では、31本のコンクリート柱を造りました。


改良工事中













コンクリート柱の頭












コンクリート柱位置(31本)











建物の耐震性を確保するためには、
『地盤』、『基礎』、『構造』の3つがしっかりしていることが必要です。
どれかひとつでも欠けてしまうと耐震性は確保できません。
基礎、構造をしっかり造ったとしてもそれを支える地盤が弱いと
地盤ごと傾いてしまいます。
地盤調査、地盤改良は非常に重要です。




間宮裕規






2015-01-20

①地鎮祭(MUS様邸)

11月に地鎮祭を行い、
現在建築中のMUS様邸です。
今後まめに報告させていただきます。


地鎮祭












間宮裕規

完成(SMFK様邸)

途中までの報告で止まってしまっていました
SMFK様邸の竣工写真です。


外観①










外観②











外観③











リビング(1F)










キッチン(1F)










洋室(1F)










リビング(2F)












間宮裕規