快適なくらしを省エネで実現するためにい
非常に重要な性能になります。
今日は、MUS様邸の気密性について報告します。
気密シート(屋根と壁) |
気密シート(壁) |
断熱材施工後に気密用のシートを
隙間がないように張って
気密性を確保しています。
気密測定 |
そして、どれだけの隙間があるか気密測定を行い、
気密性能を確認します。
ハンズホームでは、
第3者機関に全棟気密測定を行ってもらっています。
MUS様邸では、
C値(相当隙間面積)という気密性能を示すものが
0.4c㎡/㎡で、
すべての隙間を集めると62c㎡でしたので、
約8cm×約8cm程度の隙間しかないという結果でした。
非常に高い気密性になります。
C値1.0c㎡/㎡を下回るのは簡単なことではなく、
気密処理をしっかり行わないと難しいことです。
隙間が大きいと気密測定はできなくなってしまいます。
気密性を確保するためには、
いろいろな細かい処理が必要になります。
前に紹介した土台を敷く時の気密処理や
建て方時の先張り気密シートや
下の写真のコンセントやスイッチなどの
気密処理などなど。
紹介しきれませんが他にもたくさんあります。
バリアボックス |
バリアボックス気密処理 |
コンセントやスイッチなどの取付部に隙間が生じないように
『バリアボックス』というものを使っています。
黒いスイッチボックスを付ける時につける透明のカバーが
バリアボックスになります。
気密性は、断熱性能を確保するために重要で、
どんなに厚い断熱材を入れても隙間があれば、
断熱性能は落ちてしまいます。
例えば、
断熱性の高い水筒に熱いお茶を入れても
フタを開けっ放しにしてしまえば
すぐに冷めてしまうのと同じです。
また、隙間があると躯体の内部で結露してしまう
内部結露を引き起こしてしまい、
耐久性にも大きく影響してきます。
実際は気密測定不可なんて住宅もありますので
注意が必要です。
また、自社測定しているところもありますが、
有利になるような測定方法を行ったり、
数値自体を細工してしまったりなんてことも・・・。
住宅を建てる際は、
・C値がいくつなのか?
・誰が測定するのか?
は確認していただきたいと思います。
■内覧会のご案内
この現場の完成見学会を4/4(土)、5(日)に開催致します。
みなさん是非ご来場ください。
見学会案内 |
【この現場の過去ブログ】
①地鎮祭
②地盤改良
③基礎
④土台敷
⑤建方
⑥屋根下地
⑦耐力壁
⑧断熱性
間宮裕規