ハンズホームでは、断熱材を
壁 :高性能グラスウール210mm
屋根 :高性能グラスウール295mm
入れています。
『
真の高性能住宅』を造るためには、
これだけの断熱材が必要になってきます。
このように断熱材を厚くすると『
夏に暑いのでは?』
と言われることがあります。
このような指摘をされる方は、きっと断熱材を
布団のイメージでとらえ、
冬に分厚い布団をかけるのは暖かくてよいが、
夏には暑くてしょうがない!
というように感じてしまっているのではないかと思います。
断熱材の役割は、
『
外部の影響をいかに受けないようにするか』です。
真夏や真冬は、外と室内の温度差が大きくなります。
冬の室内の暖かさは外に逃げていこうとしますし、
夏の外の暑さは室内に入ってこようとします。
その
熱の出入りを抑えるのが断熱材の役割です。
当然、断熱材が足りないと、
熱の出入りは大きくなってしまい、
夏に冷房を付けても、どんどん壁や窓などから熱が入ってきて、
なかなか涼しくなりません。
冷房負荷が大きくなり、光熱費がかかってしまいます。
そして、冷房を切るとあっという間に、部屋がまた暑くなってしまいます。
このような外の影響を受けないために、
断熱材を厚くし、断熱性能を上げる必要があります。
また、断熱材自体が熱を発生するものではありません。
断熱材を厚くしたからといって、それだけで
室内が夏涼しく、冬暖かくなるというものではありません。
断熱材を厚くすることで、
外部の影響を受けなくなり、
夏の冷房、冬の暖房のききが良くなるということです。
少ない負荷で
光熱費をかけずに済みます。
魔法瓶をイメージするとわかりやすいと思います。
性能の良い魔法瓶は、
熱いお茶を入れれば、ずっと熱いですし、
氷を入れて冷たいジュースを入れれば、ずっと冷たいままになります。
熱いものにも、冷たいものにも対応しています。
これは、魔法瓶が外の影響を受けないだけの断熱性能があるからです。
魔法瓶自体が暖める機能や冷やす機能があるわけではありません。
住宅は魔法瓶と同じだと思ってください。
断熱性能の悪い魔法瓶は、すぐにぬるくなってしまいます。
断熱性能の悪い住宅は、
冷暖房のききが悪く、光熱費がかかってしまうということです。
ということで、
断熱材を厚くしても夏に暑くなることはありません。
むしろ夏に涼しく過ごすためにも断熱材が必要になります。
間宮裕規
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